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「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」 民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。二人は歩きだす。 「政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか」 「さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ」 「それで政夫さんは野菊が好きだって……」 「僕大好きさ」
儚い物語でしたねぇ。しかし感動しましたねぇ。最後は涙涙でしたねぇ。
何年経っても、あの心を揺さぶられた感覚は忘れる事が無いでしょう。